喘息持ちの方でもダイビングはできるのか?
『喘息を持っているけどダイビングはできるのか?』と思う方はたくさんいらっしゃるでしょう。
というのも日本では人口の約4%が、アメリカでは人口の約7%が喘息持ちという統計がでているほど喘息持ちの方が多くいらっしゃいます。
喘息とは気道過敏性を持った人たちに出る症状で呼吸をする際に肺の細い気管支が狭くなったり、過敏に反応することによって喘息発作が繰り返し起こります。
ダイビングではタンクの中の乾いた空気を使って呼吸をするため、喘息持ちの方がダイビングをすることによって喘息発作を引き起こす可能性があります。
気道過敏性を誘発する要因としては以下のようなものが挙げられます。
・感染
・食事
・運動
・低温
・ストレス
ここまで喘息の定義、ダイビングをした際に喘息発作が起こる可能性があること、喘息を誘発する要因について書かせていただきました。
喘息持ちでもダイビングができるのかという本題にもどると
今までは喘息持ちの方はダイビングをしてはいけないとなっていましたが、
現在では医師への相談、そして医師の許可があれば可能です。
医師はしっかりとした基準に基づいてダイビングの可否を判断してくれるでしょう。
そのため自分自身の判断のみでのダイビングへの参加は絶対に禁止です!
また、ダイビングへの参加が医師によって参加された場合でも注意は必要です!!
喘息を持っているという意識を自分自身がしっかりと持ち、担当インストラクターやショップの方にも事前に伝えておくことが非常に大切です。
ショップによっては社内規定があり、医師による許可があってもダイビングができない場合があります。
喘息持ちの方は医師の診断・ショップへの相談・喘息の症状が出ないような自己管理が大切ということを覚えておきましょう!
当店では胸部CT、呼吸機能検査をDAN JAPAN登録病院にて行われた方で肺気腫、気管支喘息、慢性閉塞性換気障害、拘束性換気障害、老人肺の可能性があると診断された方のダイビングへの参加はお断りさせていただいております。
また、ダイビングへの参加が医師の診断により許可された場合でも自己責任での参加となりますのでご注意ください。