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中性浮力をマスター!そのポイントとコツ

中性浮力が上手くとれているダイバーというのは見ていてすぐに分かりますが、じゃあ...

sankaku

中性浮力が上手くとれているダイバーというのは見ていてすぐに分かりますが、じゃあその人達がどんな工夫をしているのかということは分かりづらいと思います。それは、中性浮力で大切になるのが呼吸や感覚といった目に見えにくい部分だからです。つまり、誰かの真似をするのが難しく、しっかりと自分でコツをつかまなくてはいけないということですね。

次の4つのポイントを理解して、中性浮力を自分のものにしましょう!

  • BCだけを頼らない
  • 呼吸で浮力をコントロールする
  • 浮く/沈む、の感覚をつかむ
  • 適正ウエイトで潜る

 

まず「BCだけを頼らない」について。ある程度潜降して水深が深くなるとBCに徐々に給気をしていかなければいけません。ある程度給気し、中性浮力の状態で水中を移動します。移動する中で水深は変化していきますが、その変化の度に、BCの給気/排気を頻繁に行い、浮力調整をBCだけに頼る事はあまり望ましくありません。では、若干の水深の変化(1M〜3m程)の場合はどうしたらいいの?という疑問にぶつかります。その答えが、「呼吸で浮力をコントロールする」に繋がります。息を吸うと身体が浮き、吐くと沈む状態、それを繰り返して水中でもぴたっと止まれる状態を作ります。これが肺のトリミングと言われるもので肺の空気量を変化させ、浮力をコントロールします。肺活量5000ccの人なら大きく呼吸をするだけで約3kgの浮力が変わってくるのです。

そしてこの呼吸で身体をコントロールできる状態が、中性浮力が取れた状態になります。

 3つめの「浮く/沈む、の感覚をつかむ」為には肺のトリミングによる浮力のコントロールが必要になります。なぜなら、息を吸ったり、吐いたりしてから身体が浮き沈みするまで2〜3秒のタイムラグがあるからです。ゆっくりと呼吸をして、この間少し我慢すれば、身体の浮き沈みする感覚が分かりやすいはずです。

 「浮力のコントロールをする」「浮く/沈む、の感覚をつかむ」この2つは特にオープンウォーター講習で習ったフィンピボットを行うといいでしょう。

※    フィンピボット:水底に腹ばいになり、息を吸うと身体が浮き、吐くと沈む状態になるまで、BCにエアを入れます。そして何度か呼吸を繰り返して、身体が浮いたり沈んだりする感覚を覚えます。

 「適正ウエイトで潜る」為には、まず自分の適正ウエイトが何kgなのかを図る必要があります。さらにダイバーは、装備や水深、流れによっても状態が変わってきます。その時の状況に合わせて中性浮力を取らなければなりません。正しいウエイトを付けていなければ、中性浮力のマスターは難しいでしょう。前回のダイビングでのウエイトが正しいのかどうか、一度図ってみましょう。

 そして呼吸による浮力のコントロールと適正ウエイト、BCへのエアの出し入れで中性浮力の取れた安定した姿勢を保てる様になりましょう。中性浮力の最終目標は、どんな状況下でも適切な中性浮力のコントロールを行えるようになる事です。4つのポイントを意識して中性浮力のコツを掴みましょう。

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