ダンゴウオ
超~マクロ。
ダイバーのアイドル、ダンゴウオについてご紹介。
分類:
ダンゴウオ(Lethotremus awae)はカサゴ目カジカ亜目ダンゴウオ科に属する。(生物の分類は、界>門>網>目>科>属>種)
生息地:
北半球の冷たい海に分布。日本では青森県以南。水深20ⅿよりも浅いところに生息している。
形態:
丸みを帯びた独特の体型と、吸盤状に変形した腹びれが特徴。全長は最大で4㎝。一般的には1~2㎝のものが多く、幼魚は数ミリ程度しかない。体色は赤や緑、黄色、ピンクなど様々だが、これは食べ物や環境によると言われている。
生態:
泳ぎ方はそれほど上手ではなく、先述の通り左右の腹びれがっくついて吸盤状になっているため、海藻や岩などにピタッとくっつき多少の流れでは流されない。冬の終わりから初春にかけてが産卵の時期と言われており、幼魚の頭には白い輪っかがあることからダイバーの間で「天使の輪」と言われている。この天使の輪は成長と共に消失する。
ダンゴウオはオスがフジツボの殻や穴などに産卵巣を作り、そこにメスが訪れて産卵、卵はオスが守るという繁殖様式を持つ。メスの産卵後、オスは産卵巣の入口内側に吸盤で吸着し、入口を塞ぐようにして卵がふ化するまで守る。
食性:
かわいい顔に似合わず肉食性で、1㎝以下の甲殻類を食べる。
いかがでしたか?この愛らしいフォルムがダイバーの間では大人気♪
でも、実は肉食系、さらにイクメン、、、んー、奥が深い。人間の手で飼うのは水が海水なことや冷たい水温を維持しないといけないことなどからとっても難しいようですね。
ダイビングでは海水の冷たい時期にみられるので皆さんドライスーツで準備万端♡カメラを抱えて海に出かけます(*^^*)
楽しみながらカメラもダイビングも上手になること間違いなしっ!