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コラム 2024.02.25

サメの生態って?種類や特徴、サメと出会えるダイビングスポットまで

サメは、水族館や映画などでもメインに扱われる、非常に魅力的な魚です

しかし、サメの生態については、詳しくない方も多いでしょう。

ダイビングで出会うこともあると聞いて、危険性はないのかと、不安に思う方もいるかもしれません。

ここではサメの生態や、出会えるダイビングスポットまで詳しく解説します

 

目次

    1. サメの生態と特徴
    2. 日本近海や水族館で見られる有名なサメ
    3. ダイビングではサメとも出会える
    4. まとめ

 

●サメの生態と特徴

ナースシャーク

 

●軟骨魚類に分類

サメは、軟骨魚類に分類される魚です

軟骨魚類は、骨が柔らかい代わりに、鱗や歯などが硬いという特徴があります

その見た目で、イルカやシャチ、クジラのような哺乳類と間違われることがありますが、さまざまに違う点があります。

例えば、サメは体の側面に5~7対のエラがありますが、イルカのような哺乳類にはありません。

また、サメの尾びれは縦向きについており、左右に動きます。

一方、イルカやクジラは尾びれが横向きで、上下に動くのが特徴です。

意外にも、サメの祖先から派生したといわれる平たいエイの方が、近い生態を持っています

 

●500種類ほども存在

サメは、把握されている限り、世界に500種類ほど存在しています

軟骨魚類が1000種類前後であることを考えると、ほぼ半分をサメが占めていることになるでしょう。

4億年ほど前に発生したと推測されており、生態は多種多様です

砂の多い深海に棲むサメや、岩礁に棲むサメ、1mを下回る小さなサメや10mを超える巨大なサメもいます。

頭部がまるでハンマーやのこぎりのように進化した、特殊なサメも存在します。

 

●種類によって食性はさまざま

映画の影響もあり、サメは「人も食べる獰猛な生物」という印象を持っている方も多いでしょう。

しかし、サメの食性は種類によってさまざまで、人も食べてしまうようなサメは一握りです

基本的に肉食で、大きめの魚やアシカなどを狙うサメもいますが、カメや甲殻類を中心に食べるサメも、小魚やプランクトン、貝類やウニなどを好んで食べるサメもいます。

食性によって歯の形は異なり、大きな獲物を食べるなら尖った歯を、硬いものを好んで食べるサメは、すりつぶすのに特化した平らな歯を持っています

 

●優れた感覚器官を持っている

肉食で知られるサメの多くは、獲物を捕らえるために優れた器官をいくつも備えています。

例えば、ロレンチーニ器官は、サメやエイなどが持つ特殊な感覚器官です

生物が発する微弱な電流や磁場を感知でき、光の届かない深海では、砂や泥に隠れた獲物を捕食するために使われます

また、種類にもよりますが、嗅覚はプールに溶けた一滴の血でも嗅ぎ分けられるほど鋭敏です。

さらに、深海に住まうサメの目は、少ない光を集める目(タペータム構造)になっており、優れた視力も備えています。

 

●鱗や歯に隠された秘密

骨が柔らかく、内臓を守る手段に乏しいサメは、皮膚の表面を楯鱗(じゅんりん)という硬い鱗で覆って守っています

楯鱗は歯と同じエナメル質でできており、体を守るだけでなく、生える方向を揃えて水の抵抗を少なくする、揚力を生むといった役割も持っています。

また、サメの歯は、楯鱗が長い年月をかけて口内に入り、歯として形成されていったとされるものです

人間と違い歯は交換可能で、予備の歯が常に生えており、一つ抜けるとエスカレーター式に新しい歯が生え変わるようになっています。

 

●サメには浮袋がない?

サメは、数億年前に発生した頃から、食物連鎖の頂点にいたと考えられる生物です。

そのため、他の魚類ほど進化の必要性が薄く、原始的な部分を残しています

その代表的なものが「浮袋」です。

魚類の多くは浮袋を持ち、気体を浮袋に蓄えることで、水中の高度を保っています。

しかし、サメには浮袋がありません。

代わりに海水より軽い「肝油」を蓄えて浮力を得ていますが、それでも足りないため、ある程度自力で泳いでいないと沈んでしまいます

 

●泳ぎ続けていないと死んでしまうサメもいる?

実は、泳ぎ続けていないと死んでしまうサメも存在します

進化を途中でやめてしまったサメのエラには、鰓蓋(えらぶた)が付いていないためです

鰓蓋があれば、口から酸素の入った海水を吸い込み、鰓蓋の開閉で二酸化炭素の混ざった海水と排出するという、いわゆる呼吸が可能になります。

しかし鰓蓋がないと、口から海水を吸い込んでも、そのままでは二酸化炭素と一緒に出すことができません。

常に泳ぎ続けて海水を飲み込み、その勢いでエラから二酸化炭素を排出しなければ死んでしまうのです。

休むときも、海水の流れがある上昇海流がある場所で休憩する必要があります。

ただ、全てのサメがそうではなく、噴水孔と呼ばれる呼吸の器官を備えたイヌザメのような一部のサメは、その場でじっと留まっていても死ぬことはありません

 

●卵生と胎生、卵胎生がある

サメは魚類なので、基本的には卵生です

しかし、多種多様な進化を遂げたため、哺乳類のように胎生のサメや、卵を胎内で育てる卵胎生のサメも存在します

卵胎生の中でも、「シロワニ」や「オナガザメ」などは、過酷な生存競争を生き抜ける子孫を選別するため、胎内で共食いをしながら生まれてくるという変わった種類のサメです。

卵も、形の変わったものが多くあります

ネコザメの卵はネジのように螺旋状になっており、ナヌカザメやトラザメの卵は人魚の財布と呼ばれ、四角い卵となっています。

このように進化した理由には謎が多いですが、その海に適応して進化したと推測されています。

●日本近海や水族館で見られる有名なサメ

ホエールシャーク

●ジンベエザメ

ジンベエザメは、世界最大いわれるサメの一種です

魚類の中でも、とりわけ大きく、そのサイズは10mに達します。

大きな魚でも丸呑みしてしまいそうなサイズですが、主な食べ物は小魚や、甲殻類のプランクトンです。

大きな口で獲物を海水ごと吸いこみ、小魚やプランクトンを濾しとって捕食します。

 

●オグロメジロザメ

オグロメジロザメは、オセアニアのパラオ共和国や、インド太平洋のサンゴ礁で見かけることが多いサメです

肉食性で泳ぐ速度が速く、一般的なイメージのサメに近い外観をしています。

日中は攻撃性が抑えられており、近づかなければ危険はありません。

しかし夜間になると活動が活発になり、人へ攻撃することもあります。

 

●トラフザメ

トラフザメは、ジンベエザメに似た円筒型の体と長い尾びれを持ったサメです

子どもは横縞ですが、大人になると黒い斑点模様になり、3.5mほどの大きさになります。

岩の影に潜む魚や貝、甲殻類などを主に食べており、夜行性なので日中は大人しい魚です。

ほとんど人に無害ということもあり、水族館で飼育されたり、ダイビングで観察対象になったりしています。

 

●ネコザメ

ネコザメは、頭部が大きく、少し可愛らしい印象のサメです

最大でも1.2mにしかならないため、それほど大きくないサメといえるでしょう。

背びれには棘があり、子どものときには、外敵に飲み込まれないように役立っているといわれます。

主にサザエのような貝類を好んで食べるため、「サザエワリ(サザエ割り)」といった別名を持っています。

 

●ラブカ

ラブカは、深海に住まうサメです

最古のサメと呼ばれる「クラドセラケ」とほぼ同じ特徴を持っていることから、生きた化石という名称でも親しまれています。

イカのような軟体生物を捉えて離さない多尖頭の歯や、フリルのようなエラなど、他のサメにはない特徴がいくつも見られます。

●ダイビングではサメとも出会える

モルディブのナースシャーク

●どこでサメと出会える?

サメの生態に興味がある方の中には、実際にサメを目にしたいという方もいるかもしれません。

実は日本付近でも15種類ほどのサメがいて、サメと出会えるダイビングスポットが多くあります

有名なのは、小笠原諸島や伊豆諸島などです

小笠原諸島では、絶滅危惧種になっており、共食いの卵胎生で知られる大迫力の「シロワニ」が見られます。

伊豆諸島では、ハンマーのような形が特徴的な「シュモクザメ」や、時折「ジンベエザメ」にも出会うことができるでしょう。

沖縄県の石垣島付近でも、「ネムブリカ」「トラフザメ」「イタチザメ」など、多くの場所でサメを見られます。

 

●人食いザメに遭う危険性はないの?

サメに襲われて亡くなる方は、世界中でも年間3名ほどといわれます

ハチの13名やカバの500名などと比べると少なく、人食いザメ自体も数はそれほどいません。

しかし、危険性がないわけではないため、十分な注意が必要になるでしょう

ダイビングで会うとすれば、大人しいサメや、刺激しない限り近づいてこない臆病なサメに限る必要があります。

対策としては、熟練のダイバーや、バディと行動するのも有効です。

サメが嫌がる白黒の縞模様のウェットスーツや、サメが忌避する電気を放つシャークシールドなど、道具もさまざまにあります。

 

●撮影のポイントは?

サメは獰猛な一面を持つため、撮影の仕方には注意が必要です

追いかけ回すと攻撃だと捉えられるため、動きを予測し、先回りしてシャッターを切りましょう。

また、間を詰めるときも、警戒を解くようにゆっくり詰めなければなりません。

基本的には、プロのダイバーと一緒に潜り、その指示に従うようにしましょう

 

また、サメの大きな体躯を活かして迫力のある写真を取りたいなら、全体が収まるように撮影することを心がけましょう。

下からシルエットを撮影するのも効果的です。

頭の形状や歯、表情などを活かした写真を撮りたければ、鋭い歯や頭部分だけを撮影するといった工夫もあります。

●まとめ

グレイリーフシャーク

オグロメジロザメ

サメの生態や、出会えるダイビングスポットまで解説しましたが、いかがだったでしょうか。

サメは不思議な生態を持つ魚で、「海のハンター」や「食物連鎖の頂点」などと称えられています

そんなサメに魅入られてしまった方には、サメを実際に見られるダイビングがおすすめです

オーシャンステージでは、ジンベエザメと出会えるフィリピンツアーを行っています。

ダイビング初心者でも、オーシャンステージのダイビングスクールで、初級や中級の資格を取得すれば安心です。

「一度サメと会ってみたい」そんな気持ちを抱いている方は、ぜひオーシャンステージにお問い合わせください

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