ダイビング用水中ライトおすすめ5選!ライトの用途、選び方まで解説
器材にはそれぞれ、呼吸を助ける、泳ぎをサポートする、体温を保つなど、さまざまな役割があります。
中でも水中ライトは、ダイビングを最大限楽しむために欠かせない役割を持ったアイテムだといえるでしょう。
ここでは、ダイビング用水中ライトの用途や選び方、おすすめの機種まで詳しくご紹介します。
●ダイビングに必須!水中ライトはなぜ重要なの?
ダイビングにおいて、水中ライトは必須のアイテムです。
その理由を3つご紹介します。
●安全の確保のために
日中や浅い場所であれば、水中ライトがなくてもある程度の視界は確保できるでしょう。
しかし、水深が深い場所になるにつれ、水が太陽光を吸収するため、だんだんと暗くなってきます。
暗い場所では、他にダイビングをしている人や岩礁に激突したり、危険な生物に誤って触れてしまったりということが起こりえます。
●写真撮影に便利
写真撮影においても、水中ライトがあると便利です。
カメラのオートフォーカスを機能させて上手くピントを合わせたり、ストロボ代わりに使用してより良い写真を撮影したりと、活躍の場面は多くあります。
色温度(色味)に気を付ければ、撮影の幅も広がります。
今まで水中の写真が上手く撮れなかったという方も、水中ライト次第では上手な写真を撮れるかもしれません。
●観察にも役立つ
水中の植物や生物を観察する際にも、水中ライトは役立ちます。
光源があれば、よりくっきりとその姿を観察し、記録や記憶に残すことができるでしょう。
光に寄ってくる性質(走光性)を持った生物もいるため、その性質を利用して上手く引き寄せれば、間近で観察もできるかもしれません。
一つ購入しておけば、ダイビング後の釣りや、周囲の散策などにも役立てることが可能です。
●ダイビング用水中ライト選びのポイント
ダイビング用の水中ライトを購入するのであれば、いくつかポイントがあります。
5つのポイントを押さえ、目的に合ったライトを購入しましょう。
●明るさはルーメンをチェック!
水中ライトの明るさは、「ルーメン(lm)」という単位で示されています。
時間帯や場所によって必要な明るさが異なりますが、目安は下記です。
日中、水深が浅い場所……200ルーメン程度
夜間、水深が深い場所……500~1000ルーメン程度
洞窟のように光源がない場所……1000ルーメン以上
いくつか使い分けても良いですが、一つ持つのであれば700ルーメン以上の水中ライトがおすすめです。
時間帯や場所を問わず、ダイビングのさまざまな状況で使用できます。
洞窟のように全く光源がない場所にも行く予定があるのなら、安全確保のために1000ルーメン以上のライトを用意すると良いでしょう。
●使用時間に影響!電池の使用を確認!
水中ライトには、乾電池式と充電池式があります。
それぞれメリットとデメリットがあるため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう
メリット | デメリット | |
乾電池式 | ・長時間使える
・徐々に暗くなるので、交換時期がわかりやすい ・予備の乾電池を用意しておけるので、光源にはほとんど困らない |
・予備の乾電池まで用意すると荷物が増えてしまう
・やや光量が低めの機種が多い |
充電池式 | ・繰り返し使える
・光量が高めの水中ライトが多い ・多機能なライトが多い ・荷物を減らせる |
・一度電池が切れると充電しなければならない
・電池の摩耗があり、繰り返し使うと使用可能な時間が短くなる ・急に暗くなることがある |
●写真の出来栄えを左右!ワイド照射とスポット照射を選ぶ
ダイビングで写真撮影に力を入れたい方は、照射方式にも注目しましょう。
水中ライトは、照射角が75~110度ほどの「ワイド照射」と、照射角が5~30度ほどの「スポット照射」で分かれています。
ワイド照射は、照らせる角度が広いため、周囲の視野確保が必要になるナイトダイビングに特に向いています。
写真撮影でも、全体的に明るさを持たせることができるため、広い範囲を撮影するときに役立つでしょう。
スポット照射は照射角を絞っている分、狭い範囲が明るく、遠くまで届くようになっています。
特定の動植物を強く照らして、詳しく観察したり、撮影したりというときに役立つでしょう。
ダイビングでは、撮影対象に近付いてはいけないときがあり、遠くから撮影しなければならないときもあります。
ワイド照射は光が拡散してしまいますが、スポット照射なら遠くからでも明るく照らすことが可能です。
●目立つデザインの水中ライトなら落としても安心!
ダイビング中、水中ライトをうっかり落としてしまうことはあり得ます。
光源そのものが手元から失われているため、バディに手伝って貰っても、探すのは意外と大変です。
明かりが付いていても落とした先で砂を被っているかもしれませんし、操作して明かりを消したタイミングで落としてしまうかもしれません。
紛失防止にしっかり固定できるデザインを選ぶのはもちろん、万が一落としても迷わず見つけられるように、目立つデザインを選ぶのがおすすめです。
●ダイビングを楽しみ尽くすなら多機能な水中ライトも視野に
ダイビング用の水中ライトには、多機能なタイプもあります。
例えば、ワイド照射とスポット照射を切り替えられる「切り替え式」です。
周囲を広く照らせるワイド照射も、狭い範囲を明るく照らせるスポット照射も欲しいというときには、切り替え式が便利でしょう。
用途に応じて光の強さを調整できる「調光機能付き」もあります。
日中に使用するには光が強すぎる、あるいは、光が強すぎると魚が逃げてしまうといった場面では、調光機能が付いていると便利です。
さまざまな場面に対応できる1本が欲しいというときには、多機能なものを選ぶのがおすすめです。
●オーシャンステージおすすめのダイビング用水中ライト
●INON LE330h
INON LE330は、プロダイバー仕様のハンディライトです。
山や海のようなアウトドアに向けて作られていて、高い防水性があります。
照射角30度のスポット照射で、最大光量が330ルーメンのため、主に日中に使用できます。
乾電池式なので、予備の乾電池を用意しておけば長時間のダイビングに役立つでしょう。
白色LEDの明るい光を放ちますが、付属の赤フィルターをヘッドに付ければ、色味を赤く変化させられます。
14,080円ほどと安価で、ダイビング初心者にもおすすめです。
●フィッシュアイ
WF Smart Focus 1200FR
フィッシュアイ WF Smart Focus 1200FRは、コンパクトでシンプルなのが魅力の水中ライトです。
照射角が60度のワイド照射で、最大1200ルーメンと明るいですが、光量は3段階調節できます。
500ルーメン、250ルーメンと光量を下げ、照射角90度のレッド光への切り替えも可能です。
充電式で、最大光量で使い続けても150分ほど使用可能です。
29,480円ほどでありながら多機能で、使いやすいライトだといえるでしょう。
●アクアラング シーフレアパックプラス
シーフレアパックプラスは、コンパクトでありながら、最大1,750ルーメンもの明るさがあり、明るさ調整すれば、
明るさを650ルーメンや250ルーメンに調節することもできます。
照射角は9度で、日中から夜間まで、ダイビングでは広く活躍してくれるでしょう。
充電式で、最大光量で点灯時間は150分ほど使うことができます。
29,700円ほどで、初級者から上級者まで使えます。
●フィッシュアイ
FIX NEO Premium 1000DX SWII
フィッシュアイ FIX NEO 1000DXSWⅡは、多機能なのが魅力の水中ライトです。
自然に近い色合いのLEDを採用しており、最大光量は1000ルーメンです。
しかし、照射角をワイド(約100度)から、スポット(600ルーメン、約30度)に切り替えることできます。
<リモートコントロール>
光ファイバー接続による小型軽量のコントローラー(別売)にて、オン/オフ、光量調節が思いのままに操作できます。
<コンパクトボディに抜群の操作性>
手のひらサイズの小型・軽量ボディは、片手での操作が可能。大型カラーディスプレイは、視認性も抜群です。また水中重量は120gと携帯にも負担になりません。
充電式で、最大光量時の連続点灯時間として120分(ワイド)/220分(スポット)です。
通常価格は49,280円ほどで、多くの状況・用途に対応できる、優れた水中ライトだといえるでしょう。
● KELDAN Video 4X CRI85
KELDAN Video 4X CRI85は、コンパクトで紫のデザインが特徴の水中ライトです。
太陽光に近い光を放つため、自然に近い色合いで水中の世界を楽しめます。
9段階調光で撮影した写真も、ごく自然な仕上がりになるでしょう。
照射角は110度のワイドで、最大10,000ルーメンという非常に明るい光を放つため、暗い場所でも安心です。
リングを絞ることで明るさは調整できるので、日中のダイビングでも問題はありません。
充電式で、連続点灯時間は最大光量でも35分ほど、光量を落とせば最大800分も使用可能で、電池残量も一目で把握できるようになっています。
通常価格だと184,800円近くかかってしまいますが、その価格に見合ったハイスペックな水中ライトだといえるでしょう。
●まとめ
ダイビング用水中ライトの用途や選び方、おすすめの機種まで詳しくご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ダイビングを最大限楽しむためには、視界を確保してくれる水中ライトが欠かせません。
撮影の際にも、大きな手助けになってくれます。
オーシャンステージでは、ダイビングツアーを定期的に開催しており、和歌山や沖縄、フィリピンのような海外まで、さまざまな名ダイビングポイントにご案内中です。
お手持ちの水中ライトやカメラなどを活かして、ダイビングをもっと楽しみたい方は、ぜひオーシャンステージにご相談ください。