ダイビング日記 2023.03.15
クジラってどうやって眠るの?その驚きの寝姿に迫る!
<水中の巨大な哺乳類たちの不思議な世界>
今回、ずっと奄美大島に滞在し鯨の事を考えているとどうやって眠るのか?
と、少し興味が湧いてきました。 鯨が眠るというと、どんな姿勢で寝ているのか、また、どのような場所で寝ているのか、 想像するだけで皆さんも興味を持ちますよね。 奄美大島に子育てにやって来ている母親と子鯨。
それは、美しい海とともに暮らす巨大な哺乳動物たち。 彼らがどのように寝るのか、見ていきましょう。
鯨が眠るとき、彼らはどのような姿勢で寝るのでしょうか? 実は、鯨はお腹を上にして寝ることが多いのです。
その理由は、呼吸のためのスプートニク呼吸という方法があるからです。 スプートニク呼吸法では、肺だけでなく口腔内の空気を利用して、
より効率的に酸素を取り入れます。 お腹を上にして寝ることで、スプートニク呼吸をしやすくなります。 また、くじらの眠る姿勢としては、水面と水平姿勢でじっとする方法や、
しっぽを水面に向けて深場で体を直立させたまま 寝ることもあります。 鯨は、1回の呼吸で体内に大量の酸素を取り入れます。
そのため、1回の呼吸で約10〜15分の酸素が得られるため、 長時間呼吸をしなくても問題ありません。
通常、鯨は約20〜40分で呼吸を繰り返します。 海が荒れているときにも、鯨たちは通常通りに寝ます。
海が荒れている場合、鯨たちは酸素を多く取り入れるために、 深く潜って水中に留まることもあります。
寝るとき、鯨は通常3〜6時間寝ますが、長い場合は12時間以上 寝ることもあります。 泳ぎながら寝ることもありますが、体を支えるために脳を半分眠らせることで、 半覚醒状態で泳ぎ続けます。 さて、今回は鯨の眠り方についてお伝えしました。 母親と子鯨は、美しい海とともに暮らしている姿がとても貴重で、 我々にとっても心豊かな時間を過ごすことができます。 ぜひ、ホエールスイムに参加して、鯨たちの生態を身近に感じてみてください。 次回は、鯨の寝床についてお伝えします。お楽しみに!