減圧症にかからない為にはどうすれば良いですか?
●減圧症にかからないためにはどうすればいいか
減圧症はダイビングをするにあたって1番気をつけなければならない障害といってもいいでしょう。減圧症とは、体内に溜まった窒素が気泡化し手足に違和感や痺れや痛み、頭痛などが出てくる症状です。
減圧症にかからないようにするには、ダイビングの基本的なルールを守る、そして体内に吸収された窒素とその後に窒素が排出されるスピードを考えてダイビングを計画する、という事が重要です。
ダイビングで必要な計画
- 最大深度・最大潜水時間
- 浮上速度9m/分
- 水深5mで3分間安全停止を行うこと。
- 反復潜水の場合には、残留窒素時間を考慮して2本目以降のダイビングの潜水時間の計画。
- 水深を計画する。
などのルールがあります。しっかりと計画が出来るダイバーになりましょう!
また1人1台ダイビングコンピューターを使用し、自分自身の潜っている深度や平均深度、MAXの深度、潜水時間をチェックする。こまめにダイビングコンピューターを見る癖をつける事で減圧停止にかからないようにする。
といったルールを守っていれば、減圧症にかかるリスクはほとんどないでしょう。
減圧症にかかりやすい要因
- 高年齢
- 肥満
- 脱水状態
- 薬の服用
- アルコールの影響
このような減圧症にかかりやすい要因もあるので、ダイビング前には回避出来るものは避けるべきでしょう。
ダイビングでは日常生活に比べて窒素の吸収が多い事や、窒素の排出のスピードが人によって異なる事、減圧症にかかりやすい要因がある事から、ルールを守っていても減圧症に0%かからないとは言えません。
その為、ルールを守ったダイビング計画を立てて、無理なダイビングを避ける事により、0%に限りなく近いダイビングが出来ます。
ダイビングは健康であれば、80歳まで出来るスポーツです。
- 生涯長く楽しむ為にもより安全なダイビングを心がけることが重要です。