カエルアンコウ
名前
アンコウ目カエルアンコウ科に属する魚類の総称。
旧来はイザリウオ(躄魚)と呼ばれていたが、
「イザリ」には差別的な意味があるとして、標準和名を「イザリウオ」から「カエルアンコウ」に変更したと発表した。
この改名は「いざり」という単語を「躄」すなわち足の動かない人を指す差別用語であるとしておこなわれたものであるが、イザリウオの名称由来については、
- 鼻先の疑似餌で小魚を釣って捕食する習性から「漁をする魚」すなわち「漁り魚」とする説
- 胸ビレと腹ビレで海底を這う姿からの連想で「座り魚」であったとする説(高知地方の方言で「座る」ことを「いざる」という)
大きさ
成長するところ15cm前後になります。
生息場所
世界では40種類前後が知られる。日本産は3属15種とされる。
沿岸の水深219m以浅の砂底または砂泥底に生息。沖縄や西伊豆で見られるのは夏前から夏で、この時期はペアも多い。
特徴
寿命は約1年ほどで身体の色合いは多岐にわたります。
最大の特徴は頭部に疑似餌のついた突起をもち、その突起を使い小魚などを捕食することです。捕食時は大きな口を開けて獲物を丸飲みする。
エスカ(疑似餌)は白っぽく、ゴカイ類に似ることが特徴。広げてみると横に長い。体色は変異に富み、黄色系が多く、まだら、白っぽいもの
茶色いものが見られる。黒く糸状突起におおわれているものは稀。お腹の大きくなった雌は雄より大きく、時には雌1尾に
雄2尾が寄り添って産卵のチャンスを待っている。ペアで水面に上昇し、産卵することも確認されている♬
カエルアンコウは魚ですが泳ぐのが苦手で水底を腹ビレと胸ビレを使い歩いて移動します。別名歩く魚とも言われており、そのずんぐりした身体と愛嬌のあるとぼけた顔が人気の1つです。
近づいても容易には逃げないし、観察しやすく見た目もかわいいので、ダイバーに人気があります☆
また水族館や、家庭の水槽で飼育される。
カエルアンコウにも様々な色がいるので見てて飽きないですね♪