TOPICS 2018.08.20
イレズミハゼ
名前
和名の『イレズミ』は、明色横帯が『刺青』模様にみえることにちなむ。
大きさ
小型のハゼで、成魚の全長は3~5cm。
頭部が大きく、口は斜位で上向き。第1背鰭棘が糸状に長く伸びるグループと伸びないグループに大別できる。
生息
岩礁やサンゴ礁に生息し、水深40m以浅から知られている。
インド西太平洋、南太平洋に広く分布し、日本では8種が知られ、東京湾から琉球列島にかけて
分布するが、奄美大島以南に種数が多い。
特徴
地色は一様に黄褐色で
頭部や体側に数本の明瞭な横帯があるのはイレズミハゼ属の特徴。
背鰭基底付近にも短い明色横帯が4~5本ある。体の大きさに比べ各鰭が大きく、第1背鰭棘は糸状に伸び
鰭膜の切れ込みが深い。
体はわずかに側扁し、尾柄高は体高よりも低い。腹鰭は完全な吸盤ではない。
岩棚の奥や隙間に潜み、天井面に腹をつけて逆位でいることが多い。潮が動き始めると
岩棚の入り口で浮遊性小動物を捕食する様子が見られるので、このときの観察は容易です♪
卵は死サンゴ塊などに産み付けられる。約1週間ほどで孵化する。観賞魚として飼育される。
極めて丈夫で飼いやすいので初心者にもお勧めだそうです(笑)
他にもイレズミハゼの仲間にはフトスジイレズミハゼ、ミサキスジハゼ、イザヨイベンケイハゼなどがいる。
特にイザヨイベンケイハゼは奇抜な模様をから識別が容易☆日本ではインド洋産のものが古くから観賞魚として輸入♪